全国のプロオーケストラへの支援活動
村上敏明
チャリティーアルバム
2020
オーディオCD 税込価格 3000円
日本クラシック音楽界の未来のために
2020年2月末から始まった新型コロナウイルスでの活動自粛により、全国のプロオーケストラが存続の危機に立たされています。
事態は深刻で、中には数億円の損失になる団体もあり、活動再開後も数年に渡っての財政再建が必要になる見込みです。
そこで思い立ち、私のお世話になっている全国のプロオーケストラへの寄付を目的として、チャリティーアルバムを制作しました。
日本の音楽芸術の屋台骨とも言える全国のプロオーケストラの存続は、私たちオペラ歌手の存続にも直結します。
私にとっても、年間数十回に及ぶオペラやコンサートの共演で大変お世話になっています。
全国のプロオーケストラなくして、ハイレベルな公演は維持出来ません。
日本の音楽文化の火を灯し続けるために、どうかこの活動に末永くご賛同頂きたくお願い申し上げます。
皆様のお心を形に変えて、御支援して頂ければ幸いに存じます。
急遽制作したため、過去のライブ音源が中心になりますが、
共演者の皆さんの素晴らしさもあり、ライブ感のある良い作品になりました。
特に日本の歌は、デビューアルバム以来16年ぶりの収録となりますので、お楽しみ頂ければ幸いに存じます。
一刻も早い事態の収束を祈りつつ、共に歩んで行きましょう。
2020年5月 テノール 村上敏明
寄付について
売り上げの20%を均等に振り分け、全国のプロオーケストラの寄付金受付窓口に直接寄付いたします。
別途寄付金も募り、その100%を同じくオーケストラへ均等に寄付いたします。
※2020年6月27日現在の販売枚数及び寄付金の詳細は、こちらのページにてご覧いただけます。
収録曲
すてきな春に 作詞:峯陽 作曲:小林秀雄
夏の思い出 作詞:江間章子 作曲:中田喜直
紫陽花 作詞:北山冬一郎 作曲:團伊玖磨
落葉松 作詞:野上彰 作曲:小林秀雄
小景異情 作詞:室生犀星 作曲:大宅寛
「清教徒」愛しい人よあなたに愛を ベッリーニ
「アンドレア・シェニエ」ある日青空を眺めて ジョルダーノ
「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲* マスカーニ
「道化師」衣装をつけろ* レオンカヴァッロ
「トスカ」星は光りぬ* プッチーニ
「リゴレット」女心の歌* ヴェルディ
私の太陽(オ・ソーレ・ミーオ)* カプア
1,2 2016/05/22 武蔵野スイングホール Pf.小森美穂
3-5 2019/11/24 深川市文化交流ホールみ・らい Pf.中川賢一
6,7 2015/05/11 宗次ホール Pf.仲田淳也
8-12 2019/05/14 宗次ホール Pf.秀平雄二 Vn.&Arr.井阪美恵
※ライヴ録音が中心のため、音質のばらつきや雑音等があることをご了承ください。
演奏者プロフィール
村上敏明 Toshiaki Murakami / テノール
国立音楽大学声楽学科卒業。文化庁在外研修員として、2001年よりイタリア・ボローニャへ2年間留学。その後、2007年までイタリアに在住。イタリアオペラを中心に60役を超える幅広いレパートリーを有し、国際的に活躍を続けている。2002年に、オルヴィエートのマンチネッリ劇場にて「リゴレット」マントヴァ公爵でヨーロッパデビュー。イタリア各地で、「蝶々夫人」ピンカートン、「イル・トロヴァトーレ」マンリーコ、「ナブッコ」イズマエーレ、「トスカ」カヴァラドッシ等を主演。2010年には、イタリア・スポレートのDue Mondi音楽祭より招待され、ヘンツェ作曲・三島由紀夫原作のオペラ「午後の曳航」の舞台上演世界初演で、主役のNOBORU役を演じる。同公演は、イタリア国営放送RAIでドキュメント番組およびオペラ全曲が放送された。藤原歌劇団では、「椿姫」アルフレード、「ラ・ボエーム」ロドルフォ、「ルチア」エドガルド、「仮面舞踏会」リッカルド等、新国立劇場では、「椿姫」アルフレード、「蝶々夫人」ピンカートン、「愛の妙薬」ネモリーノ、「黒船」領事ハリス、「修禅寺物語」頼家等に主演し、常に最大級の賛辞を受けている。第9回マダムバタフライ世界コンクール優勝のほか、15の国際声楽コンクールで優勝または上位入賞。2004年には、第40回日伊声楽コンコルソ第1位、第35回イタリア声楽コンコルソ・シエナ大賞と、国内2大タイトルを獲得し話題を集める。2012年以降、9年連続でNHKニューイヤーオペラコンサートに出演。常に大舞台でのオペラ公演に出演している他、年間100公演を超えるステージで活躍している。平成16年度五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。藤原歌劇団団員。八王子コミュニティオペラ芸術監督。勝浦歌劇団総監督。人気実力ともに日本を代表するテノール歌手として、活躍の幅を広げている。
小森美穂 Miho Komori / ピアノ
神奈川県横浜市出身。北鎌倉女子学園高等学校音楽科、国立音楽大学ピアノ専攻卒業。
ベルリン芸術大学教授K.ヘルヴィヒ氏による公開レッスン受講。卒業後より数々のプロダクションに於いてオペラ、オペレッタ全曲伴奏を務める。歌曲に於いて様々な研究会に参加し研鑽を積み、リサイタル伴奏者として各地で演奏活動を行なっている。2011.2014.スペイン、ヴァレンシア、マドリードにて音楽祭に出演。
また、自身も主催する親子向け子ども達の為のコンサート企画『ピーターパンプロジェクト』は次回に第10回目の公演を迎える。
声楽家団体『ジョイヤ』、町田イタリア歌劇団、川崎市民オペラ、イ・カントーリ、ボッカデルモンテ、相模原音楽家連盟所属。コーロ横浜、コーロ・フェリーチェ、専属ピアニスト。
☆ピアノ教室WEBサイト
小森ピアノ教室『色とりどりのお花たち』相模大野・町田ピアノ教室 https://komori-pianoschool.com
☆演奏会情報はこちら。
〜ピアニスト小森美穂ブログ〜 https://blog.goo.ne.jp/miho_0903
中川 賢一 Ken’ichi Nakagawa / ピアノ
桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻卒業。同時に指揮も学ぶ。卒業後、ベルギーのアントワープ音楽院ピアノ科最高課程、特別課程を首席修了。在学中にフォルテピアノ、チェンバロも習得。1997年オランダのガウデアムス国際現代音楽コンクール第3位。ヨーロッパ国内外の様々な音楽祭に出演。1998年帰国後は、ソロ、室内楽、指揮などで幅広く活動。NHK-FMなどに度々出演、新作初演多数。夏木マリの「印象派」シリーズ連続出演や、故・頼近美津子、伊藤ひろ子、
平野文等との朗読と音楽など、他分野とのコラボレーションも活発。「Just Composed in Yokohama 2003」、「超難解音楽祭」(仙台)音楽監督・プロデュースなども行う。サントリーサマーフェスティバル、東京の夏音楽祭、武生国際音楽祭、仙台クラシックフェスティバルに数多く出演。指揮では、東京室内歌劇場、東京フィル、広響、仙台フィル他と共演。NHKテレビ「名曲探偵アマデウス」、東京フィル、札響、水戸室内管等でピアノ演奏とトークを交えたアナリーゼ等を展開。現代音楽アンサンブル「アンサンブル・ノマド」のピアニスト、指揮者。(一財)地域創造公共ホール音楽活性化事業登録アーティスト。お茶の水女子大学、桐朋学園大学非常勤講師。 http://www.nakagawakenichi.jp
photo : Shuhei NEZU
仲田淳也 Junya Nakata / ピアノ
国立音楽大学卒業。2003年よりイタリア・ミラノ音楽院に入学し、数々のオペラやコンサートに関わる。平成17年度文化庁在外研修員として2006年まで3年間C.カメリーニ(スカラ座元音楽監督)、P.ベルリーノ(同コレペティトゥア)両氏のもとで学ぶ。帰国後は指揮を星出豊氏に師事し、新国立劇場、藤原歌劇団、日本オペラ協会をはじめとする団体のオペラ公演にコレペティトゥア及び副指揮者として参加、2009年にはモーツァルト作曲の「レクイエム」公演に於いてJ.カレーラス氏のコレペティトゥアを務めた。2007年に「イル・トロヴァトーレ」(ルーナ伯爵役はM.アウグスティーニ)を指揮してデビュー後は「フィガロの結婚」「魔笛」「ヘンゼルとグレーテル」「こうもり」「愛の妙薬」「椿姫」「ドン・カルロ」「カヴァレリア・ルスティカーナ」「道化師」「アドリアーナ・ルクヴルール」「トスカ」「蝶々夫人」「ジャンニ・スキッキ」「スザンナの秘密」「カルメン」「泥棒とオールドミス」「助けて、助けて、宇宙人がやってきた!」「泣いた赤鬼」「レクイエム(モーツァルト)」などオペラを中心に多数の作品を指揮。近年は各地でオーケストラ公演にも客演している。2015年より2年間再度渡欧、ドイツ・レーゲンスブルク歌劇場とオーストリア・ウィーンフォルクスオーパーで指揮者として研鑽を積む。ウィーンで指揮をA.エシュヴェ、湯浅勇治両氏に師事。2018/19年に文化庁子供の育成事業(学校公演)にて藤原歌劇団の指揮者としてメノッティのオペラを合わせて24公演指揮。2019年8月にイタリア・ブッセートのヴェルディ劇場にて、ヴェルディ作曲の「イル・トロヴァトーレ」(レオノーラ役はR.レドーリア)を振ってイタリアデビュー。同年9月には新国立劇場中劇場でプッチーニ作曲の『トスカ』(カヴァラドッシ役は村上敏明)を指揮した。
二期会オペラ研修所講師、新国立劇場研修所講師を経て昭和音楽大学及び大学院講師。2007年より新国立劇場に音楽スタッフとして関わっている。現在、ひたちのキッズオーケストラ指揮者、フィオーレオペラ協会指揮者、響きの森オペラ指揮者、昭和音楽大学及び大学院講師。 https://petitscopains.amebaownd.com/
秀平雄二 Yuji Hidehira / ピアノ
名古屋芸術大学卒業。同大学院修士課程首席修了。修了時に理事長賞受賞。同窓会よりGoldenPrize受賞。第14回万里の長城杯国際音楽コンクール第2位。第23回日本クラシック音楽コンクール第1位及びグランプリ受賞。第30回日本ピアノ教育連盟主催オーディションにおいて本選優秀賞及び萩原和子賞(最優秀賞)受賞。全国優秀者演奏会に出演。第9回横浜国際音楽コンクール第1位。第7回岐阜国際音楽コンクール第1位。併せて審査員特別賞及び岐阜県知事賞受賞。第6回クオリア音楽コンクール大賞(第1位)を受賞。受賞記念コンサートにおいて大谷玲子氏、林裕氏と室内楽を共演。第23回KOBE国際音楽コンクール優秀賞。山田貞夫音楽財団音楽賞特選受賞。角田鋼亮/レオシュ・スワロフスキー/松尾葉子/古谷誠一/石崎真弥奈指揮セントラル愛知交響楽団と、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番,第5番「皇帝」,合唱幻想曲、ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲、グリーグ/ピアノ協奏曲を共演。髙谷光信指揮ウクライナ・チェルニーゴフフィルハーモニー交響楽団とショスタコーヴィチ/ピアノ協奏曲第2番を共演。名古屋市民芸術祭、岐阜国際音楽祭、クラシック音楽祭みえなど多数の演奏会に出演。2017,2018年ソロリサイタル開催。ソロ活動のみならず、アンサンブルピアニストとしても多数のアーティストと共演を重ねており、テノール歌手中井亮一氏と共演したCDはレコード芸術誌において準特選盤に選定されている。合唱伴奏者としても、東日本大震災復興支援コンサート(ウィーン国立歌劇場)、聖シュテファン大聖堂奉納演奏、日伊親善交流演奏会(ブレーシャ音楽院、アッシジ聖フランチェスコ教会)に出演する他、小学校でのアウトリーチや、ラジオ番組へのゲスト出演など、活動は多岐にわたる。ファルヴァイ・シャーンドル、マインハルト・プリンツ、アレクサンダー・セメツキー、ワディム・ルデンコ各氏のレッスン及び国際マスタークラスを受講。これまでに車谷徳子、田中航造、中沖玲子の各氏に師事。犬山混声合唱団ノイアー・コール・アー常任伴奏者、女声アンサンブルMarimo座及び三重混声合唱団あんだぁれ70専属ピアニスト。名古屋芸術大学契約助手、名古屋音楽学校講師。
秀平雄二フェイスブック https://www.facebook.com/profile.php?id=100004656255108
井阪 美恵 Mie Isaka / ヴァイオリン
桐朋女子高校音楽科を卒業後、桐朋学園大学在学中に渡仏。パリ国立地方音楽院最高課程を卒業。その後、5年半に亘り世界的ソリストのピエール・アモイヤル氏のもとで研鑽を積む。2011年には同氏とブラームスの弦楽六重奏を共演。ローザンヌ高等音楽院学士課程ヴァイオリン科を満場一致の首席、最高位を得て卒業。リサイタル試験での演奏が評価され、同音楽院よりエクセレント・リサイタル賞を受賞。その後、国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学大学院で学び、在学中はモーツァルテウム管弦楽団の客演奏者として定期演奏会などに出演。同大学修士課程を満場一致の最優秀で修了。2008年ヴァトロ=ランパルコンクール(パリ)にて第1位及び審査員特別賞を受賞。第21回ブラームス国際音楽コンクール(オーストリア)室内楽部門では、ヴァイオリンとピアノのデュオとして唯一セミファイナリストに選ばれる。第3回トルン国際ヴァイオリンコンクール(ポーランド)セミファイナリスト。フランス、スイスを中心に、数多くの演奏会やフェスティバルに出演。2016年より拠点を日本に移し、『ブラームス ヴァイオリンソナタ全曲演奏会』、『バッハ 無伴奏ソナタとパルティータ全曲演奏会』などのリサイタル、プロコフィエフのヴァイオリン協奏曲のソリストを務めるなどソロの他、いずみシンフォニエッタ大阪のメンバーとして『ウィーン・ムジークフェスト 2017 Vol.3』への出演、若手ソリストを中心に構成された特別編成オーケストラとしてテレビ朝日『題名のない音楽会』に出演するなど、オーケストラ、室内楽などでも年間約100公演に及ぶコンサートや収録に出演している。日本クラシック音楽コンクール審査員。
ウェブサイト https://www.mieisaka.com/
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